全国Q地図の独自機能として、画面に表示している地図をそのままPDFファイルとして出力し、正確な縮尺で印刷することができます。地形図、空中写真、赤色立体地図、CS立体図など、全国Q地図で閲覧できる全ての地図が印刷の対象です。
無料・登録不要で、お使いのブラウザだけで完結します。
こんな場面で御活用いただけます。
- 登山・ハイキングに — 紙の地形図の代わりに、行きたいエリアの地形図を好きな縮尺で印刷
- 現地調査・踏査に — 測量、地質調査、環境調査などの現場で使う地図を作成
- 教育・授業に — 地理の授業や防災教育の資料として地形図や空中写真を印刷
- 防災に — 地域の防災マップやハザードマップの下図として活用
- 研究・報告書に — 論文や業務報告書の挿入図として正確な縮尺の地図を作成
印刷機能の特徴
全国Q地図のPDF印刷には、次のような特徴があります。
- 正確な縮尺を指定できます(1:250〜1:5,000,000)
- A4からA0までの用紙サイズに対応しています
- 用紙の縦向き・横向きを選べます
- スケールバーと方位記号が自動で挿入されます
- 磁北線を表示できます(縮尺5万分1以上)
- 濃度調整機能により、印刷時に薄くなりがちな地図の色を自動で濃く補正します
- タイトルを自由に付けられます
- 地図上に印刷範囲を示す赤い破線の枠が表示され、範囲をドラッグで移動できます
- 出典情報がPDFに自動で記載されます
地形図をPDFで印刷する手順
手順1: 印刷したい地図を表示する
全国Q地図を開き、印刷したいエリアの地図を表示します。背景の地図(地形図、空中写真など)や重ね合わせるレイヤーは、印刷前に画面上で選んでおきます。
手順2: 「印刷」を開く
画面右上のメニューから「印刷」を選択すると、右側に印刷設定パネルが表示されます。
手順3: 用紙サイズ・向き・縮尺を設定する
印刷設定パネルで、次の項目を設定します。
- 用紙サイズ: A4、A3、A2、A1、A0から選択
- 用紙の向き: 縦または横
- 縮尺: プリセット(1:250〜1:5,000,000)から選ぶか、任意の縮尺を直接入力
設定を変更すると、地図上の赤い破線枠が連動して更新され、実際に印刷される範囲を確認できます。
手順4: オプションを設定する
必要に応じて、以下のオプションを設定します。
- ズームレベル(画質): 数値を大きくすると精細な地図になりますが、ファイルサイズが大きくなります
- 濃度調整: 「鮮明に印刷できるように色を濃くする」にチェックを入れると、印刷時の色の薄さを補正します(デフォルトでON)
- 方位記号: PDFの右上に方位記号を追加します(デフォルトでON)
- 磁北線: 図上4cm間隔で磁北線を描画します。磁気偏角も自動で反映されます(縮尺5万分1以上で利用可)
- タイトル: PDFの上部に表示するタイトルを入力できます
手順5: 印刷範囲を調整する
地図上に表示されている赤い破線の枠をドラッグすると、印刷の中心位置を移動できます。印刷したい場所が枠内に収まるように調整してください。
手順6: PDF出力
「PDF出力」ボタンをクリックすると、PDF生成が開始されます。プログレスバーが表示され、完了するとPDFファイルが自動でダウンロードされます。
ダウンロードされたPDFファイルを開き、プリンターの設定で「実際のサイズ」(拡大縮小なし)を選んで印刷すると、設定した縮尺どおりの地図が得られます。
印刷設定の詳細
用紙サイズ
| 用紙 | サイズ(mm) | 主な用途 |
|---|---|---|
| A4 | 210 × 297 | 一般的な地図印刷、携帯用 |
| A3 | 297 × 420 | やや広い範囲の地図 |
| A2 | 420 × 594 | 現地調査用の大判地図 |
| A1 | 594 × 841 | 掲示用の地図 |
| A0 | 841 × 1189 | 大型掲示用 |
ズームレベル(画質)
ズームレベルは、印刷する地図の画質(解像度)を決定します。縮尺と用紙サイズから推奨値が自動で計算されますが、前後の値に変更することもできます。
- 推奨値より高くすると、より精細な地図になりますが、生成に時間がかかり、ファイルサイズが大きくなります
- 推奨値より低くすると、生成が速くなりますが、地図がやや粗くなります
磁北線
磁北線は、磁石の北(磁北)の方向を示す線です。縮尺5万分1以上の地図で利用でき、図上4cm間隔で描画されます。地図の中心位置における磁気偏角が自動で反映され、偏角の値(西偏○°○′など)もPDFに記載されます。
登山でコンパスを使う場合に便利です。
活用例
登山・ハイキング用の地形図
全国Q地図では、国土地理院の地形図をベースに、好きなエリアを好きな縮尺で印刷できます。従来は書店で購入していた2万5千分1地形図に相当する地図を、必要な範囲だけ印刷して持っていくことができます。磁北線を追加すれば、コンパスとの併用にも対応します。
現地調査・踏査用の地図
地形図だけでなく、空中写真や赤色立体地図、CS立体図なども印刷できるため、地形の微細な起伏を確認しながら現場で使う調査用地図を作成できます。
教育・研究
地理の授業で使う地形図、防災教育で使うハザードマップの下図など、教育の場面でも御活用いただけます。
御注意
- 3D表示(地球表示モード) では印刷機能は御利用いただけません。2D地図表示に切り替えてから印刷してください。
- 印刷した地図は、全国Q地図の転載や利用許諾について及び国土地理院の地図の利用手続に従って御利用ください。