全国Q地図

全国Q地図kaya ― 地形タイル作成ツール

全国Q地図では、ブラウザ上で赤色立体地図やCS立体図等の微地形表現図を閲覧できますが、QGISやArcGIS Pro等のGISアプリで利用したいという御要望をいただいていました。

全国Q地図kayaは、全国Q地図で配信している標高タイルから赤色立体地図・CS立体図等の地形表現タイルをリアルタイム生成するデスクトップアプリです。お手元のGISアプリからXYZタイルとして利用でき、無料で御利用いただけます。名称の「kaya」は、材質が緻密で美しいとされる樹木のカヤ(榧)に由来します。

全国Q地図kayaのアプリ画面
全国Q地図kayaのアプリ画面

ダウンロード

Windows(推奨)

Microsoft Storeからインストールできます。SmartScreenの警告なしにインストールでき、自動更新にも対応しています。

Microsoft Storeからインストール

その他のOS・手動インストール

全国Q地図kayaのダウンロードはこちら

OSアーキテクチャ形式
Windowsx64NSISインストーラー
macOSarm64DMG
Linuxx64AppImage

起動時の警告について

全国Q地図kayaの手動インストール版(NSISインストーラー・DMG・AppImage)はコード署名を行っていないため、初回起動時にOSのセキュリティ警告が表示されます。Windowsの Microsoft Store 版は、Microsoftによるコード署名が施されているため、警告は表示されません。

Windowsの場合

Microsoft Store版をインストールした場合は、警告は表示されません。

手動インストール版(NSISインストーラー)を利用する場合、Microsoft DefenderのSmartScreenにより「Windows によって PC が保護されました」と表示されます。「詳細情報」をクリックし、「実行」ボタンを押すことで起動できます。

macOSの場合

全国Q地図kayaはAppleの公証(Notarization)を受けていないため、macOSのバージョンによって表示されるメッセージが異なります。

  • 「“kaya”は壊れているため開けません。」と表示される場合(macOS 15以降で多く報告されています):ターミナルで以下のコマンドを実行した後、再度アプリを開いてください。

    xattr -cr /Applications/kaya.app

    アプリケーションフォルダ以外にインストールした場合は、パスを適宜変更してください。ターミナルの操作方法はAppleのサポートページを御参照ください。

  • 「開発元が未確認のため開けません」と表示される場合:Finderでアプリを右クリック(又はControlキーを押しながらクリック)し、「開く」を選択することで起動できます。詳しくはAppleのサポートページを御参照ください。

全国Q地図kayaでできること

標高タイルから以下の6種類の地形表現をリアルタイムに生成できます。

  • 赤色立体地図(RRIM) — 尾根・谷・斜面を直感的に把握できる地形表現
  • MPI赤色立体地図 — 赤色立体地図の改良版
  • CS立体図 — 曲率と傾斜を組み合わせた地形表現
  • 傾斜量図(斜度図) — 地表面の傾斜の度合いを表す図
  • 傾斜区分図 — 傾斜量を段階的に区分して表示する図
  • Terrarium標高変換 — 数値PNGタイルをTerrarium形式の標高タイルに変換

WebGPUによるGPU高速処理に対応しており、リアルタイムにタイルを生成します。

使い方

全国Q地図kayaを起動すると、ローカルタイルサーバーが起動します。全国Q地図kayaの画面に表示されるタイルURLをコピーして、GISアプリのXYZタイルソースに貼り付けてください。

対応する標高タイル

全国Q地図kayaは数値PNGタイル形式の標高タイルに対応しています。以下の標高タイルを利用できます。

  • 基盤地図情報(標高)1mメッシュ(DEM1A)・5mメッシュ(DEM5A・DEM5B・DEM5C)・10mメッシュ(DEM10A・DEM10B)【Q地図】
  • シームレス標高タイル(統合DEM v2・陸域統合DEM・統合DEM)【産総研】
  • 過去擬似DEM・過去DSM【Q地図】
  • Mapterhorn【Mapterhorn】
  • その他、都道府県・エリア限定の標高タイル(林野庁・産総研・鳥取県・国土地理院等が提供するもの)

標高タイルの一覧は、起動時に全国Q地図から取得するため、アプリを更新しなくても追加されます。URLを直接指定して、上記以外の数値PNGタイルを使うこともできます。

画像利用についての注意

全国Q地図kayaで生成した画像を利用する場合は、出典の明示が必要です。詳しくは「全国Q地図の転載や利用許諾について」を御覧ください。

動作要件

項目要件
GPUWebGPU対応GPU
OSWindows(x64)、macOS(arm64)、Linux(x64)
ネットワークインターネット接続(標高タイルの取得に必要)

信頼性とセキュリティ

全国Q地図kayaはPC上でローカルサーバーとして動作します。地形タイルの生成処理は利用者PCのみで完結し、作成した地形タイルや、PC内のファイル・利用者名等を外部に送信することはありません。

外部との通信は、次の3種類に限定されています。

通信通信先送信する内容タイミング
標高タイルの取得選択した標高タイルの配信元(既定は全国Q地図)、又は利用者が指定したURL標高タイルの要求のみGISアプリからタイルを要求されたとき
標高タイル一覧・お知らせ・最低動作バージョンの取得qchizu.jp、apps.qchizu.jp取得の要求のみ(アプリのバージョンや識別用のIDは送りません)起動時
アクセス解析(Google Analytics 4)www.google-analytics.com起動イベント、アプリのバージョン、識別用の無作為なID起動ごとに1回
  • 標高タイルの取得:取得した標高タイルは、処理のためにメモリ上へ一時的に保持し、アプリを終了すると破棄します。
  • 標高タイル一覧・お知らせ等の取得:取得できない場合も、アプリは動作します。
  • アクセス解析:識別用の無作為なIDは、初回の起動時にアプリが作り、PC内に保存します。氏名・PC名・利用者名等とは結び付きません。利用状況(利用者数・バージョン別の利用状況)の把握と、アプリの改善のために利用しています。アプリ内に停止の設定はありませんが、ファイアウォール等で通信を遮断しても、アプリの動作に影響はありません。取扱いは「個人情報保護方針」を御覧ください。
  • 上記の通信では、一般的なWebサイトへのアクセスと同様に、送信元のIPアドレスが通信先に届きます。また、一覧・お知らせの取得では、アプリ名・バージョン及びOSの種類を含むブラウザ識別情報(User-Agent)が送られます。

ローカルサーバーは、同じPC内(localhost)からの接続のみを受け付け、ネットワーク上の他のPCからは接続できません。

組織のファイアウォール等で通信先を制限している場合は、次のホストを許可してください(標高タイルの配信元は、選択する標高タイルによって異なります)。

  • qchizu.jp、apps.qchizu.jp、www.google-analytics.com(Google Analytics 4を許可しない場合も、アプリは動作します)
  • 標高タイルの配信元:mapdata.qchizu.jp(全国Q地図の標高タイル。既定)、gbank.gsj.jp・tiles.gsj.jp(産総研)、rinya-tiles.geospatial.jp・forestgeo.info(林野庁)、cyberjapandata.gsi.go.jp(国土地理院)、tiles.mapterhorn.com(Mapterhorn)ほか

運営実績
全国Q地図は2019年のサービス開始以来、日々数千人の利用者に御利用いただいており、継続的な運営実績があります。

コード署名と配布管理
Windows版はMicrosoft Storeに登録されており、Microsoftによるコード署名が施されています。インストール・アンインストールを標準的なWindowsアプリとして管理でき、Microsoft Intune等による遠隔管理にも対応しています。

セキュリティ対策
定期的にセキュリティ検証を実施し、問題のないことを確認しています。依存ライブラリを含めセキュリティ上の問題が発見された場合は、速やかに修正版を公開します。セキュリティ上の懸念はお問い合わせから御報告いただけます。

ブラウザで手軽に閲覧したい場合

GISアプリを使わず、ブラウザで手軽に赤色立体地図やCS立体図を閲覧したい場合は、全国Q地図で閲覧できます。ブラウザだけで全国の赤色立体地図・CS立体図等を御覧いただけます。

詳しくは「全国の赤色立体地図、CS立体図が閲覧できます!」を御覧ください。